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神のつどいし島へ2019

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伊豆諸島の神津島まで東京から客船で11時間

飛行機だと離陸して45分で着陸です

かつては伊豆国賀茂郡、現住所は東京都神津島村

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島の東岸は500Mを越える断崖絶壁!

その上に伊豆七島の神々の集会場がありました

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こちら伊豆七島「神セブン」の皆様 ( ̄▽ ̄)

センターは勿論神津島の神様\^_^/

お名前は?

物忌奈命(ものいみなのみこと) m(_ _)m

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神津島はいわゆる火山島ですが

島を造った天上山はとてもユニーク(^_^)v

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山上に広大な砂漠が広がり、

そこに降りそそいだ雨は・・・

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やがて湧水となり・・・

島のあちこちから湧き出ます\^_^/

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天上山の火口跡、不入が沢(はいらないがさわ)

ここが神々の集会場!本日の議題は?

水不足に悩む他の島々にどうやって水を分けるか?

結論は・・・早い者勝ち!

早起き出来た神様から、沢山水が貰えます〜♫

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高い所でポーズを決める、物忌奈命

水を貰う為、下で順番を待つ5人の神様達!

肝心な時に寝坊してしまった、利島の神様(^-^;

 やって来た時にはほとんど水は無く、逆切れしてわずかに残った水に飛び込んで、暴れまわったそうです(−_−)

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 神津島は刃物や矢じりの材料黒曜石の名産地で、縄文人は丸木舟を操り今日と同じ様な航路で、神津島を目指したと思われます。

 

 稲作が始まると、西日本から黒潮に乗って、多くの人々がやって来たようです。

 

 千葉県南端の安房の国は、四国の阿波から来た人々が開拓したそうですが、神津島はその通り道になります。

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天上山の上はこんな感じですm(^_^)m

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龍神を祀る不動池ですが・・・

なーまんが登った時は冬場で水が枯れていました。

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普段はハート形の池 (* ̄ー ̄*)

古代は祭祀場だったと思われますm(_ _)m

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島唯一の信号機のある交差点

左に行くと「水配り像」のある前浜

右に行くと神津島港と物忌奈命神社

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物忌奈命とはいかなる神か?

伊豆の国一之宮三嶋大社の祭神三嶋神」の御子神

 

 実は物忌奈命の方が地主神で、後から来た三嶋神が藁一把分だけ土地を譲ってはしいと頼むので了承すると、三嶋神は藁束を解いて一本ずつ輪にして広大な社地を占有した・・・そんな伝承が残っています。

 

三嶋大社宮司矢田部氏は物部氏の子孫ですが、

物忌奈命は出雲系の神様のようです。

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 神津島の伝承によると、物忌奈命大国主命の長子、事代主大神(ことしろぬしおおかみ)とその正后、阿波咩命(あわのめのみこと)の長子。

母神もまた神津島阿波命神社に祀られています。

 

黒潮にのり四国の阿波から渡来した?

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承和5年(838)に天上山が大噴火!

朝廷は慌てて物忌奈命神社阿波命神社

三嶋大社と同じ「名神大社」に列します。

東京都内には1,398の神社があるそうですが

名神大社」は神津島の2社だけです。