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写真とつぶやきの貯蔵庫

鎌倉百八景108-35 湘南に海はない?!

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日本の「湘南」発祥の地はどこか?

実は大磯説と鎌倉説があります(^。^)

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へーそうなん?

母親の故郷、北埼玉の方言ですm(^-^)m

イントネーションは何故か関西風〜♫

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左は大磯の鴫立庵(しぎたつあん)前の「湘南」発祥の碑!

右は片瀬江ノ島駅の傍らにある「ここは湘南」の碑!

湘南には海水浴場のイメージがありますね^_^

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しかし!本家中国の「湘南」に海はありません!

あるのは湘江という大河と洞庭湖という大湖!

そして、禅宗名刹ですm(_ _)m

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湘南鎌倉発祥説の根拠は禅宗のメッカだから!

になりますm(_ _)m

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こちらは禅宗様(ぜんしゅうよう)の代表として教科書にも載っていた円覚寺舎利殿!特別公開以外、近づくこともできません(−_−)

大仏様は胎内まで入れるのですが┐( ̄ヘ ̄)┌

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あじさい寺として知られる明月院

1543年「湘南葛藤録」という書物がここで配布されています。少なくとも、鎌倉=湘南というイメージが当時、禅僧の間で定着していたと思われます。

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鎌倉に湘南を広めたのは一体誰でしょう?

枯山水創始者夢窓疎石と思われます。

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夢窓疎石後醍醐天皇から国師号を贈られますが、政敵足利尊氏のブレーンにもなって、様々なアドバイスをした人物。

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二十歳の時けんちん汁発祥の寺、鎌倉の建長寺で本格的に禅の修行を開始。

31歳の頃印果(お墨付き)を受けます。

その後20年間、各地を点々としながら隠遁生活を続けた後、京都と鎌倉を往復するようになります。

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円覚寺妙香池は夢窓疎石の作庭といわれていますm(_ _)m

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瑞泉寺の「岩庭」

夢窓国師は時の権力者に影響を与えただけでなく、当時山水河原者と呼ばれた人々と共に庭作りに励み、足利将軍義政に寵愛された善阿弥等のような、技能集団が誕生する礎を築いたのです。

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能、お茶、生け花などの室町文化は「阿弥」と呼ばれた人々が作りました。

義政は彼らと同じ器で共に食事をしたと伝えられています。

 話を湘南に戻します(^_^;)

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京都の西芳寺苔寺)に「湘南亭」いう茶室があるそうですが、これは夢窓国師が中国の仏教書「碧眼録」の故事からネーミングしたもの!

ということは・・・

 

湘南発祥の地は、京都の苔寺になるん?

 

これも北埼玉方言!

因みにウチのお○○んはさいたま市の出身ですm(^_^)m