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鎌倉百八景108-43 長谷の弁天窟 銭洗いは鉄洗い?

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「洞窟、弁天、銭洗い」
前々回の江ノ島岩屋洞窟に続き・・・
今回も洞窟から!涼しいもので( ̄▽ ̄)

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長谷と言えば露座の大仏や高さ9.18mの金色の長谷観音のおられる所m(_ _)m

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長谷寺は海の見えるあじさい寺
花の寺としても人気ですが・・・
あいにく花は品切れのようです(^_^;)

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放生池の右奥、弁天堂のさらに奥に赤い鳥居!
弘法大師が参籠した弁天窟の入り口です(^_^)v

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入ってすぐに蛇神様「宇賀福神」が祀られています。
銭洗弁天(宇賀福神社)は蛇身弁財天を祀っていましたね。
こちらでは・・・

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弁財天とその従者十六童子像が祀られています。
弁天様は元々インドの川の神様!
仏教に取り入れられ辯才天と漢訳されますが・・・

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鎌倉室町以降「弁財天」と書かれ、
二本の手で琵琶を持つ今の姿になりました。

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「弁財天」の手前の湧水にはおびただしいお賽銭が!

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かつて江ノ島岩屋にも湧水があり、霊水で銭を洗うと金運が向上するとされていましたが、今は辺津宮近くに「銭洗い白竜王が祀られています。

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上が由比ケ浜の砂浜!下が七里ケ浜の砂浜!
七里ケ浜の砂が黒いのは何故か?

大量の砂鉄が含まれているからです!

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七里ケ浜駅近くを流れる行会川。
かつてこの川の西側は・・・
金洗沢(かねあらいさわ)と呼ばれていました!

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神功皇后三韓征伐に出兵したのは鉄鉱石を得る為!
半島から鉄が入らなくなると、倭国は東国に鉄を求めました。
鎌倉や鹿島には、豊富な砂鉄があったのです!

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海岸の砂を真水で洗い砂鉄を採るとお金持ちになる〜♫

銭洗い弁天の清水でお金を洗うと、何倍にも増えると信じられているのは、こうした実体験があるからでは?

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長谷寺の弁天窟はただの修行窟なのか?
鉱山の跡なのでは?洞窟をさらに奥へと進みます!
そして一番奥、奉納用のミニ弁天の奥には・・・

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幸の神(双体道祖神)が祀られています!
男女一組の石像、縁結びや子孫繁栄を願う民間信仰
ですが「淫祠」として弾圧される事もあったようです。

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秦野の「龍蛇神の杜」にも祀られていました。
どうやらここも由比の長者と関係があるようです。