「洞窟、弁天、銭洗い」
江ノ島、長谷、そして今回は知る人ぞ知る・・・
通称「土屋銭洗い弁天 」という・・・
村民水嶋五郎右衛門が母、月盛妙圓禅尼の為に建てた、
江戸時代の神仏習合を今に伝えるお寺です。
上に見えるのが辯天堂「寳珠殿」の拝殿
中央が宇賀神を本尊として祀る岩屋霊穴の入口
「寳珠殿」は村内の宮大工、横山七郎左衛門が釘を一切使用しない「一本くさび工法」により建立したもの。
俳優の船越英一郎氏が寄進しているようです^_^
ガラス戸はあけて自由に拝観できますが、
錦のとばりでお顔しか見えないので・・・
お寺の奥様にお願いしてHPの画像を拝借m(_ _)m
頭上に人頭白蛇の「宇賀神」をいただき、大黒天と毘沙門天を従え、十五童子が回りを取り囲む、八臂宇賀辯才天!
華やかでふくよかな母性あふれる辯天様m(_ _)m
つづいて弁天堂の真下に掘られた岩屋霊穴で、辯天様の「胎内くぐり」を体感します(^_^)v
岩屋本尊、人頭蛇身の宇賀神m(_ _)m
宇賀神は男の辯天とも太陽の化身とも言われる神様!
大日如来とともに霊穴に祀られていますm(_ _)m
年に一度、宇賀神にお神酒を注ぐ秘法「浴酒供」が一週間行われるそうです。
霊窟は何世代にもわたり手掘りされました。
辯天池から湧き出る清水は、絶える事無く銭洗い池へ流れ込んで行きます。
「胎内くぐり」とは霊場の狭くて暗い洞窟の中で、
現世から別の世界に生まれ変わる擬死再生の行為。
出口は産道のように狭くなっています(^_^;)
長谷の弁天窟は少しかがんで通れましたが・・・
こちらは高さ90センチ・・・
身長180センチ、腹ポッコリのなーまんは、
手や膝をついて通らなければなりません(^_^;)
結局「再生」は諦め・・・
入り口から外に出て外から出口を一枚m(^-^)m
銭洗いは鉄洗い!
鎌倉の弁財天はそうでしたが・・・
土屋銭洗い弁天は?
妙圓寺のすぐ北側には「金目川」が流れ下流両岸に北金目、南金目という地名。
上流には秦野、下流大磯には高麗山や唐ヶ原という地名があり、鍛冶集団など大勢の渡来人がやって来たと想像出来ます。
御朱印を頂く間お寺の奥様にお話を伺いました。
毎年1月の「初巳大祭護摩供」ではつるし雛バザーが開かれ、売り上げはインド子供基金などに寄付されます。
イケメン僧侶、元三大師(がんざんだいし)は自ら鬼の姿になり、京都の疫病神を退治したそうです。
「早くコロナが終息すると良いですね」
そう言って妙圓寺を後にする、なーまんであった。