箱根三社参りの最後は九頭龍神社!
モーターボートをチャーターするか?
湖畔の道を歩いて行くか?
毎月13日の月次祭には参拝客専用の船便がありますが、普段は湖畔の道を20分以上かけて九頭龍の森まで歩きます。
モーターボートは高いですから(^_^;)
その昔、芦ノ湖に棲む毒龍を駒ヶ岳で修行中の万巻上人が改心させ、龍神として祀ったそうです^_^
鎌倉の五頭龍も江ノ島に舞い降りた天女に恋をして、良い龍になりましたね。
九頭龍が万巻に恋したわけではありませんが( ̄▽ ̄)
九頭龍や五頭龍などを多頭龍といいますが、一体何者なのか?
中国の龍が皇帝のシンボルなのは、複数の種族のトーテム(シンボルとなる動物)を合成しているからで、長江流域には揚子江ワニと大蛇が習合した別の龍蛇神がいた様です。
こちらはコブラを神格化したインドのナーガ(^。^)
中国にはコブラがいない為仏典を漢訳する時「竜」と翻訳したようです。
はるばるインド洋からやって来て、出雲の稲佐の浜に漂着するコブラの仲間セグロウミヘビを、松江の佐太神社では「龍蛇神」と呼ぶそうです。
出雲国風土記に八岐大蛇の神話はありません!
もしかして・・・
そんな事を考えているうちに九頭龍の森に到着!
手前が弁財天社で奥が九頭龍神社本宮m(_ _)m
弁財天は元々インドの河川の女神・サラスヴァティーで、九頭龍権現は弁財天の化身とされています。
全国の九頭龍伝承は
退治されるもの、
改心するもの、
元々神として祀られているものなど様々です。
龍を「自然」とみるか「種族のトーテム」とみるか?
九頭龍神社は縁結びのパワースポット!
因みに、熱海の伊豆山神社には紅白の龍が祀られ、江ノ島の名物は女夫饅頭 (^_^)v
ここは九頭龍の森内に有る白龍神社!
こちらもまた龍のカップルなのです(^_^)v
縄文時代の蛇信仰は弥生時代の龍蛇信仰に引き継がれたと思います。
後からスサノオ族やヒボコ族など、別のトーテムを持った種族が渡来したのではないでしょうか^_^